ほうじ茶とチョコレートが合う理由を考えてみた
ほうじ茶とチョコレートの組み合わせは、ここ数年で日本のチョコレート工房でよく見かけるようになりました。なぜこの二つが合うのか、風味の構造から考えてみると、意外と理にかなっています。
共通する「焙煎」の香り
ほうじ茶もチョコレートも、製造工程に「焙煎」があります。ほうじ茶は緑茶を高温で焙じることで、香ばしいピラジン類の香りが生まれます。カカオ豆の焙煎でも同じ種類の香気成分が生成されます。
この共通する焙煎香が、二つの素材を合わせたときに違和感なく溶け合う理由の一つです。互いの香りを打ち消すのではなく、重なり合って深みが増す感覚があります。
苦みと甘みのバランス
ほうじ茶の渋みはカテキンによるもので、カカオの苦みとは由来が異なります。ただし、どちらも「心地よい苦み」として感じられるため、組み合わせると苦みが強くなりすぎず、むしろ甘みを引き立てる効果があります。
Daily Wren のほうじ茶ボンボンは、ガナッシュにほうじ茶を直接煮出す方法を採用しています。茶葉を漉した後のガナッシュには、茶の渋みと香りがしっかり残ります。配合を十二回調整してたどり着いたバランスは、カカオの苦みとほうじ茶の渋みが互いを邪魔しない比率です。
合わせ方のバリエーション
ほうじ茶とチョコレートの組み合わせには、ガナッシュに煮出す方法のほかに、茶葉をパウダーにして混ぜ込む方法や、チョコレートの表面にまぶす方法もあります。それぞれ香りの出方と口当たりが異なります。
煮出す方法は香りが均一に広がりますが、茶の色が出にくいです。パウダーを混ぜる方法は色が出やすく、茶の粒感が残ることがあります。Daily Wren では香りの均一さを優先して煮出す方法を選んでいます。
ほうじ茶ボンボンは3粒480円、6粒900円で販売しています。今週の在庫状況は今週のラインナップのページでご確認ください。